じいちゃま達もきっと褒めとらっしゃあよ






2009年07月23日(Thu)
じいちゃま達もきっと褒めとらっしゃあよ

昨日前振りしておりました、のどみの作り方。
考えてみると、ずーっと前にもここでご紹介したことがあるような気がして、
あちこち記事を探してみたのですが、見つかりません。


知っている!
と思われる方はごめんなさい。^^;




さて、
九甘堂の「遊楽の印和(ゆらのいん・のどみ)は完全手彫りではございません。
機械で彫った後、職人が一本一本手仕上げしたものです。

よく、出張販売などで出ますと、
「手彫りですか?」
と、まず一番にお尋ねになられる方もいらして、
正直、はんこ世界にまったく無縁でこのシゴトを始めたわたくしは、
最初は???でございました。


印というと「完全手彫りでないと価値がない」
と思っていらっしゃる方が大変多いのだ。


ということに気づいてからは(遅いって。。。ーー;)、
なるべく丁寧にご説明申し上げるようにしております。


九甘堂の「遊楽の印和(ゆらのいん・のどみ)」は、本柘に直接彫った遊印で、
最初に機械で彫った後、オットが手仕上げしております。


機械ですから、正確に同じものをいくつも彫ってくれますが、
完全ではありませんし、
そのままでは印影も粗いことがあり、
手仕上げが必要になります。


この作業はどんな刻印機を使っても、
絶対にはずせないシゴトだと九甘堂では考えておりますし、
機械の扱いも含めて、
何十年もこのシゴトに携わってきた者だけができる専門職だと思っています。



そういう意味でも、わたくしはオットを職人と呼んでおります。



よく義母とも話すのですが、
先代(オットの父)は、手彫り職人でした。

もちろん、
その時代コンピュータや刻印機などありませんでしたから(簡易刻印機のようなものはあったようです)、
印といえば、手彫り以外にはなかった時代です。


ゴム印も手で彫っていたのだとか。。。
失敗作が引き出しの隅から出てきたりしますが、
今となっては驚異的です。^^


もし、オットが手彫りにこだわり、
手彫りの印にしか価値を見出せない人でしたら、
「遊楽の印和(ゆらのいん・のどみ)」は存在していないことでしょう。


言い方を変えると、義父の代では実現しえなかった商品でもあるのです。


手彫りしかできない職人には彫れない印だと思いますし、
1本仕上げるまでにかかる手間を考えると商品化は難しい印です。


のどみの「」や「」など12ミリ角という印面にあの繊細な絵を彫ることができるのは、
機械ならではとも言えますし、
1,500円というお値段でご提供できるのも機械で彫っているからです。


柘はとても繊維が硬く、
硬質で繊細な線(印影)を楽しめる印材ですが、
硬い繊維を横切ってあれだけの細かい線を彫るのは容易ではありません。


世の中にはすごーーーーい(ほんとうに!笑)才能をお持ちの方もいらっしゃるので、
不可能とは申せませんが、
お値段もそれなりになってしまうのは否めません。


また、

規格ものやオーダーメイドの字は、オットが書いたものもあり、
わたくしが書いたものもあり(なんと!^^;)、
フォントから抜いたものを組み合わせてデザインしなおしたものもあり、
金石文字などは、専門の字典(先代の残してくれた宝物。^^)からひいてきたり、
金石の時代(3千年以上前)に存在しなかった字などは
ルールに則ってオットが作字することもございます。


いずれにしても、フォントから抜いた字をそのまま並べて彫る
ということはなく、
必ず九甘堂らしさ(=オットらしさ)が表現された字になっております。


そんな九甘堂のオーダーメイドのサンプルをご覧になったお客様に、

職人さんにお任せしたい

とおっしゃっていただけることが、
私どもにとってどれほど嬉しいことか。。。

それは多分皆様の想像以上です。




亡くなった先代も先々代もきっと息子のことを

「一浩もなかなかやるばい」

と、見守ってくれていると思います。^^

先代の妻(義母)も

「おじいちゃま(先代)も浩じいちゃま(先々代)も、
絶対!あの世で褒めとらっしゃあよ」(褒めてくれているに違いない)

と確信を持って言ってくれます。^^



そんな風にしてできている遊楽の印和(ゆらのいん・のどみ)は、
インターネットのおかげもあり(これまた先代・先々代にとってはへぇえええ!でしょう。先代の妻もいまだに「わたしには、よーわからん」です。笑)、
たくさんの方々に知っていただけるようになり、
またかわいがっていただけるようになりました。


100年というほんとうに長い間、
ここ甘木の地で地元の皆様にご愛顧いただいた九甘堂が始めた
新しい大切なオリジナル商品なのです。




もしかして、


えーーーーー



と思われた方がいらっしゃったら。ごめんなさい。^^


わたくしが、オットのことを職人と呼ぶのもなんだか紛らわしいのかもしれませんね。
が、以上のような理由でわたくしはオットを職人だと思っております。


(ちなみに、オットのことを「オット」という愛称の私のこどものこと。
と思っていらっしゃる方がいらして、たいそう笑ってしまいました。^^;

よく職人とは切り離して「オット」の言動をここで取り上げますので、
さらっと読まれると「オット」とは
オトナなのかコドモなのかわかりにくいのかもしれません。笑!

このことは、夫には内緒です。
さすがに申せません。^^;が、この記事を読んだらバレますね。)



こんなわたくしたちですが、
よろしければこれからも
どうぞどうぞ末永くお付き合いいただけますよう。。。
よろしくお願い申し上げます。^^


   


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カレンダ
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